毎年発表される「今年の漢字」
世間的には「令」となりましたね！
新年号「令和」や「法令改正」「警報発令」などで使われた漢字だとか。

そこで、今年一年を振り返って自分自身はどんな一年だったのか？
振り返ってみたいと思います！

僕は十日町に帰ってきてから、十日町専門店会（通称：まるせん）の青年会に加入しています。

今年はそんな青年会の役回りで「売出し実行委員長」を仰せつかりました。

この「売出し」というのが実は青年会の一大イベントで、春に十日町市・津南町の地元専門店が集まって合同の売出しイベントを行うんです。

売出し期間は３月上旬～４月上旬の約一か月。

内容はお買物毎にもらえる投票券を集めて、欲しい景品に応募。当たれば、有名旅館や大人気テーマパーク、青年会がおもてなしする企画、地元飲食店や商店のサービスを受けられるという企画です♪

かなりメンバーから助けてもらいながら、今回の売出しでは大幅に変更箇所を設けたりと、今だから言いますが、準備期間に若干目が回る数か月過ごさせていただきました。

もちろん売出しということで売上目標も設定します。

新聞にも載っているのでお伝えすると、今年の目標は参加店全店で１億円という目標を掲げました。

結果は9,879万と超惜しい！！結構悔しかったんです。

ただ、人口52,000人の十日町と人口9,000人の津南町で地元の商店だけで、1か月にこれだけ売上げるんだから凄いと思います！

そしていきなり、今年度最大の出来事が起こります。

それが「改装計画」でした。

実は、改装する事が決定したのは2018年3月5日。
改装のための休業開始が8月17日。

建材の注文などの都合があるため、実質4ヶ月という短期間で間取り図作成、什器の図面、建材の質感や色の決定、新規取り扱い商品の選定と契約、セール企画の段取りや販促物・POP作成など通常業務にプラスして行っていました。
 
結果、コレを全て僕中心で動いているという衝撃に終わってから気付くという…。

人間、やればできるもんです♪
正直、過去最高に動いた4ヶ月だったと思います。

おかげで妥協せずにやりたい事をかなり組み込めました。
細かい修正はしていくとして、だいぶ満足の行く店舗に仕上がってると思っています！

ただ体力の無さには自信がある僕は、冗談抜きでホント倒れなくてよかったと思う。仕事の帰りも遅い中、ずっと支えてくれた家族にはホント感謝しかないです。改めて、ありがとう！！

まだ完全にはやりたい事は終わってないんですが、急を要するものではないので、それはゆっくりと仕上げていきたいと思っています。

僕は昨年の8月から「えんぴつ彫刻」というものをしています。
 そんな、えんぴつ彫刻の個展を1年以内にやります！ということを昨年の10月頃、宣言しちゃったんですね。

やり始めて、わずか2か月。

その話の詳細はえんぴつ彫刻家・高橋雅人をご覧ください。

で、実際に今年の8月30日・31日に開催しました。

そう、ちょうどお店の改装中です。

これは本当に多くのドラマがあって、今思い出しても泣けてくる。

実はこの個展開催にあたり、開催費用をPolca（ポルカ）というフレンドファウンディングで集めさせていただきました。

まさかの4日で目標額の27,500円を達成。正直、震えました。

そのおかげで、今回の個展ではワークショップを無料開催！小学生から大人まで、用意していたえんぴつが足りなくなるくらい多くの方から楽しんでいただくことができました。

県内は新潟市や長岡市、加茂市、県外では神奈川、埼玉、群馬、福井から応援に駆けつけてきてくれる方もいて、これも信じられなかった。

本当に久しぶりの方、はじめましての方、多くの方との出会いを作ってくれた、思い出のイベントです。

2日で50人でも来たらすごいよなぁ～、と思って始めたイベントも終わってみたら275人という多くの方からご来場いただき、嬉しい忙しさを味わうこともできました。

そんな「えんぴつ彫刻展」には続きがあります。

実はイベント終了後に、読売新聞さんから「二足のわらじを履いているのが面白いので取材させてください」とご連絡をいただきました。まさかの全国紙デビュー。

4日間にわたり連載していただく夕刊のコラム「しあわせ小箱」というコーナーで紹介していただきました。

その後、11月末には新潟のローカル局であるNST新潟総合テレビさんからお電話をいただき、ここでも「本業じゃないのが面白い」とテレビ出演依頼をいただきました。

「本日の神」というコーナーだったため神扱いされてちょっと恥ずかしかったですが、収録自体は緊張しましたが、スタッフの皆さんが優しいのが本当に印象的な素敵なテレビ局だな、新潟やっぱりいいな、ということを改めて感じた時間でした。

えんぴつ彫刻展、改装を終え、もう一つ大きな出来事がありました。

それが「世代交代」

88年続いたミヤコヤのバトンを父から引き継ぎ、10月1日、代表取締役に就任します。

この時、経営理念を変え「目の前の人を笑顔に」という僕個人のミッションだと思っているものを会社のミッションに変更しました。

もちろんすべての人を笑顔にすることが一番です。でも、そんなに大きなことを想って、重く肩にのしかかるようなものにはしたくない。

だから目の前の人、一人を大切にしたい、いつも目の前にいる自分自身を大切にしたい、という想いを込めてます。

僕自身も修行中、いつでもどこでもこれができるほどの崇高な人間ではありませんが、ここを見て前進していきたいと思っています。

今年一年、振り返ってみると、本当にいろんな変化のあった1年でした。

過去類を見ないほどにバタバタし、過去類を見ないくらい多くの変化があり、過去類を見ないほど多くのことに挑戦した一年でした。

漢字一文字で表すと「変」かもしれないですね。

ただ、いろんなことをやってみて思ったのは「やればできる！」これを改めて強く感じることのできた一年でした。

何かしてみたら、何かが変わるかもしれない。

自分の中だけでも「何か変わった！！」そんな風に思えることはとても楽しいことなんだと思います。

来年も今年に負けないくらい、何かに挑戦し、楽しく過ごせるようにいろんなことをしてみたいと思います。