この時期になると、必ず行われる小学校の健康診断、中でも視力検査はその結果をヒヤヒヤと待っている方も多いのではないかと思います。
きっと、我が子の目が悪くなって欲しくない、だったり、高いから買いたくない、残念ながらメガネを掛けさせたくない、といったいろんな想いがあることは十分承知しています。
僕自身、小学生と未就学の子どもがいますし、正直な話、メガネ屋ながらも掛けなくても良ければ掛けない方が良いと思っていることも事実です。
ちょうど先日、小学校の視力検査の結果が来て、妻と話をしたこと中心にまとめてみたいと思います。
子どものメガネにはいろんな役割のものがあります。
大別すると、よく聞く「近視や乱視などの屈折異常」を補正するメガネと「弱視」を矯正するメガネ。
近視や乱視の場合、最初は必要な時にメガネを掛けるくらいでいいと思います。
メガネが好きなら掛けてもらったら嬉しいし、楽に見えるというのが分かって掛けてもらえるのも嬉しい。間違いなくよく見えたら気持ち良いですからね♪
もうひとつ挙げさせてもらった「弱視」のメガネ。
これは、必ず掛けさせてください!!
先ほどのメガネと違うのはこちらは治療用、という点。
視力が出ずらい状態を視力が出る状態に持ってくるためのメガネなんです。
3歳児検診なんかで視力検査をするのはこの「弱視」を発見するために重要な事なんですよ。
子どもの視力の形成は10歳ごろまでとよく言われます。
それまでに視力が出る環境を整えてあげないと、その後視力の向上が見込めなくなるそうです。
ある視能訓練士さんのセミナーで僕はショックを受けました。その方が話していた内容が確かこんな話だったと思います。
「自分の子どもが弱視の治療をしなかったせいで、視力が出ずらいという環境を作ってしまったら何が起こると思いますか?まず、車の免許が取れません。それ以外でも視力が出ないという理由でできない仕事もたくさんあるでしょう。でも、私が一番切ないと思うのは『大切な人の顔がちゃんと見えない』ことだと思います。好きな人が出来て一緒にいるけど顔は見えない。自分の子どもをそんな状態にしたいと思いますか?」
当時、雷に打たれたようだとはこのことだな、と思いました。
勉強はしていたので「弱視」についてある程度知っているつもりでいましたが、先のことは考えたことがなかった。
しっかりと治療をしなきゃダメですよ~という意識はあったけど、何のためにするものなのかがハッキリと見えたのがこの話を聞いてからだったんです。
要するに、メガネを掛けなくてはならないかどうか、はその子の状態によるんです。
これは素人が判断できるレベルでもないし、眼科医でないと分からないことである場合が多い。
子どもの視力に関してはもうちょっと慎重になるべきだと思います。
先日、子どものメガネについて話し始めたきっかけは、子どものお友達がA判定とC判定だったという話から始まりました。
これを聞いて、捉え方はそれぞれだと思います。
「片方がAならいいんじゃね?」って思う人がいてもおかしくない。
ただ、僕個人の意見としては、早めに眼科を受診した方が良いと思います。
目って便利なもので、2個ついているんです。
結果、片方が見づらかったとしてももう片方が補完してしまうんですね。そうすると困るのが、本人は見えちゃうんです。テレビだって、黒板だって、鬼ごっこだって、見えちゃうんです。
だから、気付きにくい。
その片方のCだった方が仮に弱視だったとしたら、急いで見えるようにしてあげないと、って思ってしまうんです。
そうじゃなくても、視力低下の原因を知ることは大切な事。
学校の視力検査でB、C、Dの判定をもらったらなるべく早めに眼科医の受診をおすすめします。
という話を妻としていたら・・・
自分の子どもも、BとCでした。
近々、眼科さんに連れて行こうと思います。
子どもの視力が変わる理由って、いろんな要因が言われています。
よく言われるものが
・遺伝によるもの
・成長によるもの
・近くの見すぎ などなど
遺伝に関してはどういってみようもありませんが、この成長によるものというのは是非知っておいてもらいたいので、簡単にお伝えします。
難しいことを省いて、ザックリと言います。
『目って大きくなると近視になるんですよ』
ということはですよ。
子どもが成長する過程で身長が伸びますよね。身長だけが伸びるなんてことはまずありません。必ず頭も大きくなります。頭だけが大きくなるってこともないですよね。きっと鼻も、口も、目も少しずつ大きくなる。
だから成長期は視力が変わりやすいんです。急に身長が伸びた子は急に視力が低下したというケースが多いようにも思います。
子どもの肩を持つようですが、ゲームのやりすぎ、漫画の見すぎだけが原因ではないことはお伝えしておきます。
また、近くを見すぎると「偽近視」という状態になることがあります。
簡単に言えば、目が緊張して近視っぽくなってしまう状態。
これが続くと本当の近視になってしまうことがあるんです。
ただ、こちらに関しては、一昔前よりも近くを見るという機会が圧倒的に増えてしまっているこの環境下では何とも言えないのが実際のところ。
ゲームはテレビ(2m)からポータブル(30cm)に変わり、携帯電話(35cm)はスマホ(20cm)に変わる。
そんな時代だからこそ、目を労わって、ある程度近くを見たら休憩する、ツボを押すなどしてリラックスさせてあげるといいんじゃないかなぁ、と思います。
僕がよくやるのは眉間の辺りのツボを軽く押すこと。
よければやってみてくださいね~♪
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