普段目に見える光の中には、いろんな長さの波長が存在しています。
そんな波長の中で短い波長の光であればあるほど、光が散乱してしまいます。
その散乱した光は眩しさの原因となり、視界を白っぽく見せてしまうんです。
空が青く見える理由。
それは「レイリー散乱」という現象が関係しているんだそうです。
レイリー散乱は光の波長よりも小さい粒子による散乱になるんだとか。
空の場合は空気中の酸素や窒素に光が当たって散乱していることになります。
ただ、普段見える光の中には青から赤まで様々な色が含まれていますね。
では、なぜ青いのか?赤くてもいいのではないか?
これは光の波長の秘密に理由があるんです。
光の波長は短ければ短いほど強いパワーを持ちます。波長が2倍になるとパワーは16倍とその差は歴然。
そして青紫光(380nm)と赤色光(780nm)の波長の差は約2倍、ということはパワーに16倍もの差があることになります。
そのため、短い波長である青や紫色の方が強く散乱し、目につきやすくなるという事になります。
画像引用:東海光学
それでは、強い光が散乱すると、どういったことが起こるのでしょうか?
散乱した光は、チラつきを生み、白くモヤがかかったような見え方を作り出します。
これが眩しさの原因のひとつなんです。
この青く強い光を効率的にカットするレンズが「遮光レンズ(CCP)」と呼ばれるレンズ。
短波長と呼ばれるこの強い光の領域に当たる380~500nmを極端にカットすることでこのチラつきを低減させます。
このレンズのいいところはこの領域だけを極端に低減させる点。そのため、暗くなることも少なくコントラストも高めてくれます。
画像引用:東海光学
遮光レンズの問題点として、まず初めに挙げられるのがレンズカラーです。
効果の高いものを選ぼうとすると赤やオレンジといったカラーになってしまいます。
効果は少し落ちますがCCP400というシリーズではグレーなどの使いやすいカラーも出ています。一番合ったものを選ぶようにしてもらえるとよいかと思います。
また、効果の高い遮光レンズであればあるほど、青い光を見えなくしてしまいます。
どのように見えるかというと、青い光が黒く見えなくなります。
そこで気を付けなければならないのが信号機。
青信号の時にはどの色もついてないように見えてしまうことがあります。また、青い空は黒く見えるという特徴もあるため、用途によってもこのカラーの選択は重要になってくるかと思います。
ただし、眩しさをかなり抑えられるのも事実。
うまくレンズカラーを選んで、上手に付き合っていくことがカギになるのではないかと思います。
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